コンピュータ将棋

第29回世界コンピュータ将棋選手権振り返り【コンピュータ将棋】

私が開発しているコンピュータ将棋AIの「ねね将棋」は2019年5月3日開催の第29回世界コンピュータ将棋選手権に参加しました。 ソースコード・バイナリをこちらで公開しました。 github.com 大会直前と本番をちょっとだけ振り返ります。 数週間前の準備 AWS(ク…

MCTSでの時間管理【コンピュータ将棋】

ねね将棋では探索アルゴリズムとしてMCTSを採用しているのですが、今まで1手あたりの思考時間は一定でした。 その結果として、飛車先の歩を交換するタイミングなど、有効な手が1つしかない場合でも10秒以上思考してしまって見栄えが悪いです。 明らかな手が…

CNNの複雑さとnpsと棋力【コンピュータ将棋】

CNN (Deep Learning)ベースの評価関数を使った将棋AIをチューニングするにあたり、難しい点の1つが評価関数の複雑さ(計算量)の調整です。 層やチャンネルの数を増やせば静的評価の精度は上がるものの、計算時間が増加するため探索に組み込んだ時の評価局面…

第29回世界コンピュータ将棋選手権 参加登録しました【コンピュータ将棋】

2019年5月3日開催の第29回世界コンピュータ将棋選手権の暫定チーム一覧が出ています。(1/11時点、シードチームは非表示?) 第29回世界コンピュータ将棋選手権 参加チーム 私が開発している「ねね将棋」も出場登録しました。忘れないようにと最低限の事項を…

GPU1枚でのfloodgate対局と学習の両立【コンピュータ将棋】

12月24日、来年の世界コンピュータ将棋選手権(WCSC29)の募集が開始されました。 ねね将棋もこの大会に向けて徐々にですが改良を続けています。 ねね将棋はDeep Learningベースの評価関数を用いており、その学習にも対局エンジンの探索部からの評価もGPUを必…

世界コンピュータ将棋選手権でのAWSクラウド利用法(WCSC28)

世界コンピュータ将棋選手権では、コンピュータのハードウェアに関する制限がなく、開発者が用意したコンピュータを利用して対局を行います。 最近ではAmazon Web Services (AWS)をはじめとしたクラウドを利用することが多くなっています。買えば数百万円す…

第28回世界コンピュータ将棋選手権に参加しました

2018年5月3日~5日にかけて行われた、第28回世界コンピュータ将棋選手権(WCSC28)に参加しました。 大会中の記録です。技術情報はまた別の記事で書きます。 結果を述べると、1次予選で5勝3敗(1不戦勝含む)で15位となり、2次予選には進めませんでした。 大会…

ねね将棋(WCSC28)のソースコード公開

第28回世界コンピュータ将棋選手権(WCSC28)関係者の皆様、お疲れさまでした。 私は将棋ソフト「ねね将棋」を参加させました。大会の模様は別途記事を書きたいと考えていますが、取り急ぎ、ソースコードを公開いたしました。 やねうら王ライブラリを使用しつ…

ねね将棋miniを開発しました

第28回世界コンピュータ将棋選手権まで1か月を切りました。開発者の皆様いかがお過ごしでしょうか。 開発がうまくいかないので現実逃避として、将棋におけるディープラーニング評価関数の雰囲気を知ってもらうため、「ねね将棋mini」というアプリを開発しま…

第5回将棋電王トーナメント総括(本番編)

2017年11月11日から12日にかけて、ドワンゴ・日本将棋連盟主催の「第5回将棋電王トーナメント」に「ねね将棋」というソフトで出場しました。この記事では、東京・六本木の「ニコファーレ」で行われた本番の感想などを述べます。 ソフト開発に関しては、以前…

第5回将棋電王トーナメント総括(開発編)

2017年11月11日から12日にかけて、ドワンゴ・日本将棋連盟主催の「第5回将棋電王トーナメント」に「ねね将棋」というソフトで出場しました。この記事では、ソフト開発の軌跡や本番の感想などを述べます。 開発を始めた経緯 もともと私が将棋ソフト開発に興味…